2022.02.14

経営者魂

経営魂 ㈲シティメガネ

 「経営者魂」                                                                       

  ㈲シティメガネ

 「脈々と続く、大黒柱に車輪を付けた  時流に合ったチャレンジ経営」

      

             ㈲シティメガネ 代表取締役 城田 真

  群馬県安中市のシティメガネ城田は大正12年に初代城田幸次が「城田時計店」を

 開業、昭和7年店舗拡張のため移転し創業者の次男 城田富三が二代目として継承、

 昭和45年に法人化し、昭和59年現社長 城田 真が三代目として入社し、平成6

 店名を「シティメガネ」として店舗を拡張移転、平成16年にはさらに店舗拡張のため

 移転し店名も「シティメガネ城田」に改名し現在に至り、令和5(2023)には

 創業100周年を迎えようとしている老舗眼鏡店であり、城田 真社長の本質を探って

 みました。

  現在のシティメガネ城田は高崎市と日本有数の高級別荘地軽井沢を結ぶ幹線道路

 国道18号線沿いのロードサイトで、安中市内では最も好立地に位置し、眼鏡販売を

 主力とし、補聴器・時計・宝飾品も取り扱い男性2名女性2名合計4名のスタッフで

 運営しています。

  標記の通り、創業時は商店街に位置し、その後同じ商店街の中で移転し12坪のお店

 を構え、さらに郊外に駐車スペース5台を確保した売場面積25坪の独立店舗に移転し、

 現在はさらに大きく売場面積70坪、駐車台数10台の店舗を作り、移転する毎に規模も

 大きくなり、その時代に最も支持される立地に店舗を構え、まさに大黒柱に車輪をつけて

 時流に合った店舗づくりをしています。

                       

                                                シティメガネ城田の外観

 

  安中市は、人口57,000人、県内最大都市の高崎市に隣接し買い回り品については

 流出しており、昔ながら地元の商店を殆ど見ることができなくなった典型的な地方の

 小都市と言え、信越化学・東邦亜鉛等の大企業の基幹工場を有することにより企業城下町

 としての恩恵も受けています。また、同志社の創立者 新島 襄の生誕地としてキリスト教

 が広く布教され、教職に就く方が多く教育文化の高いまちとしても知られています。

  城田社長は昭和35年生まれで、地元の新島学園を卒業後、東京の日本眼鏡専門学校に

 入学、その後東京の東京堂に入社、渋谷・新宿の両店で各1年づつ務め、群馬県高崎市

 内のメガネの高崎で1年の合計3年間の経験を積み地元に戻りました。

  現店舗の商圏人口は57,000人で安中市内全域を商圏と設定し、総売上高の内、

 メガネの占める割合が85%ということで眼鏡専門店と言えます。客層は85%の方が

 45才以上のお客様で、男女比は45:55で女性が多く、フレームの在庫本数に関しては

 セットメガネ600本、単品フレーム1,200本、サングラス250本と大変品揃えの

 充実した店舗となっており、主な取り扱いブランドとしてはラインアート・アイバン・

 BJクラシック・ラフォーン・ポラリス・アキット・コアリ・オークリー・TALEX

 多種多様で、広い店内で、座れるスペースもいたるところ配し、魅力的でワクワクする

 ような品揃えが特徴で、お客様に似合うメガネを即座に選び、同時に自店のファンに

 することを強みとしたお店です。

  城田社長は地元の経営者の先輩から「創造とは描いたことを現実化するステップ」

 という言葉に影響を受け、何か行動を起こす時には頭の中でシミュレーションを描き、

 達成できた自分をイメージし努力するよう心掛けているとのことで、また、プライム21

 の高橋社長が「ツキを呼ぶために前向きな言葉を使った方が良い」ということについて

 ツキや運を全く信じていなかった自分が、日々感謝の気持ちやポジティブな言葉を声に

 出して言うことによって物事が好転していることを実感しているそうです。

       

                           ワクワク感を醸し出す特徴的に店内入口ファサード

  城田社長は「人は創造するために生まれてきた」「新たなこと、不可能と思われること

 にチャレンジしよう」という言葉を好きな言葉として上げ、チャレンジしようという

 気持ちが無ければ前に進むことができないと熱く語り、元々家業を継いだ時は家族で

 商売できていればそれで良いという自分がいたが、船井総研のメガネ研究会に参加し、

 プライム21に入会した影響で前向きになれたとのことでした。

  城田社長のモットーは「行動してみてわかることもある、とにかく思ったことをやって

 みよう」という行動力の重要性を上げ、現在SNSの取組みに力を入れ、インスタグラム、

 ライン、フェイスブック、動画等行い、コロナ禍にありお客様が来店されなくても様々な

 提案ができ、お客様とのつながりを深めるためには大変有効とのことで、今後はスタッフ

 の全員参加と若いスタッフの採用でさらにパワーアップしていきたいとのことでした。

 また、決めたことを全スタッフで同じ方向に向いて取り組むことができるという強みを

 活かし、広いお店を活用してお客様から店内で楽しんでもらえるような様々な企画を

 アフターコロナに向けて準備をしたいとの抱負もお持ちでした。

 

      

           充実の婦人フレームコーナー

              

           コアなファンに支持される拘りのコーナー

  

 城田社長は将来に向けて、多種多様化しているレンズの特性を最大限発揮できる

 検査、使用時体験できる設備の充実、全スタッフが全て同じスキルで提案できる仕組み、

 高品質のブランドフレームの情報発信できる体制、ピンポイントの顧客管理できる

 システム作り等、まだまだ理想は高くそんなお店を目指しているそうですが、店内には

 アイメックやビジオフィス2等の器機もあり遠近両用メガネの提案力に対する差別化

 の一助として大いに活用しているとのことでした。

  そんな城田社長のリフレッシュタイムはDYIと音楽ということで、DIYは趣味が高

 じて店内のディスプレーやデッキ等も製作し、店内の大きな窓から見える外観を北欧風

 にしてみたいと計画しているようです。また、音楽に関しては友人とユニットを組み、

 ライブをしたり、様々な方々とコラボして発表の場に参加しているそうで、他にマジック

 の特技もあり、根っからの周りの人々から楽しんでもらうことが性分のようです。

  これからの眼鏡店について、チェーン店で満足できないお客様は必ず存在し、視機能

 検査を含んだ検眼、お客様のより満足を追求した接客や提案等、差別化や価値の違いを

 明確に打ち出せるお店でないと生き残っていくのは難しいと考えており、二極化は

 コロナ禍以降急速に進む、その中でお客様から選ばれる店になるという強い意志が必要

 と話されたことが印象的でした。

  シティメガネはプライム21には1999年に入会し、2014年に新生プライム21

 として法人化し際に、城田社長が取締役仕入統括部長としてプライム21の運営にも

 参画し、各種の付加価値レンズキャンペーンや提案力アップのためのツール提案、そして

 各取引商社との円滑な取引業務の推進等を行い現在に至っていますが、1999年に入会

 していなければ今のような大きい郊外型の店舗は創っていなかったと思う、そして

 多岐にわたる情報によって自分自身のやる気とモチベーションを上げてもらい、本部

 からの提案を機械的に実行するのではなく、自ら工夫し自分の思いに変えて取り組む

 ことができることが最も良い点としてあげ、近い将来、シティメガネ城田がモデル店と

 して全国の皆さんに評価されるようになりたいと抱負を語っていました。

  そして、「経営者魂」をご覧いただいている皆さんに、どんな小さなことでも何か

 決めたことは確実に成し遂げる努力をして欲しい、昨年と少しでも違う一歩前に進む

 ために、チャレンジするクセを付け、新しい世界に踏み出して下さい。「石橋は叩けば

 渡れない」この言葉を最後にインタビューを終えました。

 シティメガネさんの益々のご発展、そして城田社長のさらなるご活躍を心より期待して

 います。

 「ありがとうございました。」

【お店情報】

 □有限会社 シティメガネ

 □〒379-0116 群馬県安中市安中2362-1

 □Tel 027-381-0334

 □Fax 027-382-6284

 □URL www.citymegane.com

 □代表取締役 城田 真

 □資本金 3,000,000

 □駐車台数10

 □営業時間 AM10:00PM7:00

 □定休日 火曜日

 □スタッフ4

 □主な取り扱いブランド

  ラインアート・BJクラシック・アイバン・ラフォーン・ポラリス・アキット・

  コアリ・オークリー・ジャポニスム・ミスタージェントルマン・ブルガリ・タレックス