2021.10.12

経営者魂

経営者魂 ㈱プライム21

「経営者魂」

㈱プライム21

「物事には必ず理由がある。原点からブレない経営を目指す」

 

               

      ㈱プライム21 代表取締役 高橋俊之

 

 プライム211993年に発会した㈱船井総合研究所の「大阪メガネ研究会」を

 キッカケに199516社の会員で初代理事長に㈲ナルホ堂の辻 一央社長が就任し、

 共同仕入や共同販促を行うボランタリーチェーンとして発足、高橋俊之は監事として

 参加し、1996年には「東京メガネ研究会」も立ち上がり、1997年に理事となり

 運営本部長を任されました。1998年に本部を千葉県の東京ロイドに移転させる改革を

 行った際に副理事長となり、2004年の法人化への移行に伴う精算総会まで、組織強化、

 総合企画、仕入戦略の各本部長をそれぞれ歴任兼務しながら副理事長を務め、2004

 プライム21は社会的に責任と信頼される組織運営のために法人化を行った際に初代の

 代表取締役としてプライム21の舵取りをすることになり現在に至っています。

  プライム21の理念は「良い会社になろう」を合言葉とし、社員から、取引先から、

 地域から、家族から、そして何よりもお客様から良い会社だと言っていただけるように

 なることを理想と掲げ、良い会社にする以上会員は法人であることを条件として設立

 され、現在15社の企業が参加し活動を行っています。

 

  社長の高橋俊之は昭和34年雪深い新潟県十日町市で昭和6年より小売業を営む

 ㈱都屋兄弟商会の長男として生まれ、幼少期に先天性股関節脱臼を患い、運動が不得意で

 おとなしく、友達の少ない、あまり目立たない子どもでしたが、中学校からアルペン

 スキーに没頭し、高校まで地元で過ごし、大学時代にはSAJの準指導員の資格を取得し、

 デモンストレーターに憧れ、冬になると長野県のスキー場でインストラクターを行って

 おり、また、スキーのバスツアーを企画したりと当時からイベント開催のリーダー役と

 しても頭角を現し、卒業後は親戚である東京の㈱ミヤコヤに入社し青山1丁目店に勤務、

 メガネのイロハを学ぶことになります。

  3年間の勤務の後、地元の十日町に戻り㈱都屋時計店に入社し、1年間長岡店で

 勤務し、その後本店に戻ることなり、当時のお店はレコード・時計・宝石・メガネ・

 カメラ・ライター・万年筆等扱い、レコード店のイメージの強い店の改革に着手し、

 店舗改装を繰り返しながら次々と取り扱い商品の絞り込みを行い、メガネを主力と

 した宝飾と時計を扱う現在の形態となっています。

  高橋社長の転機は、27才の時十日町専門店会()青年会に入り、現在でも師と仰ぐ

 先輩に多くの教えと刺激を受け、船井総合研究所の各種セミナーに参加し様々な法則や

 生き方のコツを学び、28才の時に地方の小都市でも起きている大型SCの出店ラッシュ

 に歯止めをかけ、都市間競争にも負けない新しいSC開発を地元主導で作りたいという

 理想を掲げ、何もない状態から専門店会青年会有志10名程で、週2回の早朝会議を

 一年間継続させ、そのリーダーを務めたことが信頼され、その後勉強会を主導し、

 開発計画を立案、様々な紆余曲折の中、35才の時7年の歳月をかけ、デベロッパー・

 核店舗・地元の3者が対等で夫々の役割をはたし、地域最大の売場面積20,000㎡、

 駐車台数1,100台の「妻有ショッピングセンター」を2004年に開業させ、メガネ

 専門店を出店させました。そして39才の時に㈱ミヤコヤの代表取締役に就任し、

 201960才で長男の高橋雅人氏に事業承継を行い、現在取締役会長として店頭に

 立っています。

 

  そんな高橋社長は仕事以外でも多くの公職を務められ、十日町中学校PTA会長、

 十日町市PTA連合会会長、十日町市教育振興後援会会長、十日町専門店会()理事長、

 妻有ショッピングセンター()理事長、本町4丁目商店街振興組合理事長等を歴任し、

 現在は十日町商工会議所副会頭を務めています。

  高橋社長のリラックスタイムは温泉とワインで、休みの日は自宅でフィットネス

 バイク等のトレーニングをして市内にいくつもある温泉施設で温泉とサウナを楽しむ

 ことが定番で、他にいろいろな方と接する上でワインの知識やマナーは大切だと感じ、

 ワインを知る毎に好きになり、自宅にはワインセラーを用意し孫の生まれ年のワイン

 を熟成させ成人のお祝いや節目の時に開けるのを楽しみにしているそうで、普段は

 9名のメンバーで定期的に各自持込のワインを楽しむ「ワイン会」をリフレッシュタイム

 として大切にしているそうです。また、家飲みで日本酒や焼酎も楽しみ「器

に拘り、

 錫のチロリや錫のお猪口、ワイングラスも産地や品種に分けて使い分け、同じお酒に

 少しでも付加価値を付けていただくようにしているそうです。

  高橋社長は、1995年のプライム21発会以来26年にわたり関わり、法人化後は

 代表として17年間務めていますが、その源は今のミヤコヤはプライム21あっての

 ミヤコヤでありプライム21に関わっていなければ、今存在してないかもしれない、

 だから感謝と恩返しの意味で、会員の皆さんから今より少しでも良くなって欲しい、

 そしてどんな組織もトップで決まるとの思いから、自分自身が「良い会社になろう」と

 いうプライム21の理想からブレてはいけない、そのことを肝に銘じて取り組んでいる

 そうです。

 

  たま、2003年から船井総研の竹本圭太先生(:㈱フレネルライン 代表取締役)

 ミヤコヤの定期個別指導をお願いしたことも大きく、数多い全国メガネ店の成功事例の

 中からミヤコヤにフッィトするものを提案し、さらに年間計画づくりに関わり、その進捗

 状況のチェック等多岐にわる指導はミヤコヤにとって無くてはならない存在で、食事会

 ではプライム21の話もしながら現在も継続しているそうです。

  プライム21の良さは、お互いの信頼関係の中で情報をオープンにしていることで、

 毎月集計している売上、客数、平均単価、受注組数、回数別再来店比率、レンズ交換

 比率、累進比率、単品・セットの売れ筋商品、新規取り扱い商品 等のデータは大変

 貴重で、全体の動向をいち早く捉えことができ会員同士が刺激を享受しあい、また、

 各種の付加価値レンズキャンペーンでは、提案力の向上や拡販につながり、自然と

 会員各店のレベル向上に結び付き、さらに年間に4回開催される全体会にはほぼ全て

 の会員が参加し、多種多彩な講師陣によるセミナーも充実しており、何よりも生の

 情報交換会が明日への活力に結び付くということで、まとまりの良さが特徴とのこと

 でした。

  最後に高橋社長よりひと言、全国のメガネ店の皆さんには、「どうしたら活性化

 できるだろう」「今のままじゃいけない 変わらなければ、でも何をしたらいいかわから

 ない」等の悩みを持っている方も多いと思います、この経営者魂をご覧の方で、興味の

 ある方は、全体会へのお試し参加等の体験もできますので、是非お気軽にプライム21

 本部へお問合せいただければ幸いです。とのコメントをいただき、インタビューを終え

 ました。

 プライム21皆さんの益々のご発展と高橋社長のさらなるご活躍を心より期待して

 います。

 「ありがとうございました。」

【会社情報】

 □会社名 株式会社 プライム21

 □所在地 〒274-0063 千葉県船橋市習志野台2-6-1 株式会社 東京ロイド内

 □Tel 047-490-3005

 □Fax 047-490-3007

 □URL www.prime-21.com

 □代表者 代表取締役 高橋俊之

 □役 員 竹本圭太(企画戦略担当)

      吉岡 拓(総合管理担当)

      城田 真(仕入戦略担当)

 □資本金 3,000,000

 □営業時間 AM10:00PM19:30

 □定休日 水曜日

 □主な取引先商社 HOYA㈱・㈱ニコン エシロール・東海光学㈱・セイコーアイウェア㈱・

          ㈱内田屋・㈱シャルマン

 □主な取引銀行 千葉銀行/りそな銀行

 □主な事業 1)本部経由による一括取引

       2)販促商材の提供

       3)会員情報の提供

       4)4回の全体会への参加による会員間の情報交換